ヨーガでの経験。

先日、瞑想の時も、
先生がよく言われていた言葉。

「今、ここ」

ヨーガも
「今、ここ」です。

ヨーガのポーズ(アーサナ)というのは、
元々、瞑想をする時に
長く座る姿勢を維持するため、
筋肉の柔軟性や強化のために
生まれたもの。
そして、身体だけでなく
心のトレーニングでもあります。

ヨーガは、身体も心も、
あらゆる面での「統合」が目的です。
瞑想はその最終段階の技術。

自分の内側とつながっていくために、
ヨーガでトレーニングしていく、
という感じですね。

さて今日は、私がヨーガに出会い、
どんな体験をしたのか
書きたいと思います。

どんなことでも、実体験の話が
一番伝わるかなと思うので。

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私が、初めてヨーガに出会ったのは、
14年ほど前。
社会人になって一年目の時だったと思います。
精神科病院での勤務。
新しい環境の変化に慣れるのに精一杯、
仕事に慣れるのに精一杯。
仕事内容的に心理的なストレスも大きく、
緊張と不安を抱えながらの日々。
みんな、一年目はそうですよね。

そんな時、友達から誘われてヨーガへ。
ゆっくりとした時間が流れるひとときでした。
自分の内側だけを見つめる時間。
呼吸しながら身体が伸びていき、
心もゆったりしました。

シャバーサナといって、
リラックスのポーズがあるのですが、
最後のそのポーズの時間がほんとにリラックス〜
いつも、ふ〜っと落ちて、
眠ってしまいそうな感じでした。

その気持ちのいい感覚が忘れられず、
一年間通い、これはいいなぁ…
もっと勉強したいなぁ…
今の職場でできたらきっといいのに…
と、その頃から思ってました。

その後、
家で、教えてもらったポーズを
やってみたりはしていましたが、
でもなんかやっぱり違う・・
インストラクターになった今考えると、
大事なことが分かっていなかったんだなあ
と感じます。

そして、月日は流れ、
異動で別の職場へ。
また新しい環境、仕事で、
精神的に疲れる日々。

そんな時、またヨーガをしたくなりました。
色々探して、職場からすぐ行けるところへ。
時間外勤務も多い職場だったので、
数回しか通えませんでしたが、
ヨーガの時間だけは
何も考えずリラックスできる。
やっぱり私にはヨーガだ…と感じました。

 

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そして。。。

妊娠8ヶ月の時。
夫が亡くなり…
深い悲しみと喪失感の大きな波が
絶え間なく覆いかぶさり、
呼吸もできなくなるような、
自分がどこにいて、何者なのかも
分からなくなるような感じの毎日でした。
まるで、嵐の海の波にのまれたような…

いつ終わるかも分からない、
永遠にこの嵐の波に耐えないといけないのかな…
49日経っても、時間が経っても、
大きな波は違う形となって押し寄せ、
あまりに強い大きな感情にさらされる毎日に、
「自分が壊れてしまう…」
そう感じました。

涙は止まらず、気力もわかず、
笑うこともできない、希望もない。
叫びたくなるような感覚。
外に出ると、太陽の光がまぶしすぎて、
自分の気持ちとのギャップに
涙が溢れていました。

安心できる人と会って、
話をしてる時だけは落ち着いて、
自分がここにいるという感覚を
味わえ、
海から顔を上げられたような
そんな感じでしたが、

一人になると、
再び真っ暗闇の嵐の海の中へ放り込まれ、
自分はどこにいたらいいのか分からず、
どこにいても落ち着かず、
じっと座っていることが
耐えられない状態でした。

それまでの自分とは
想像もつかないような自分。
何とか自分を保つので精一杯でした。
こんな苦しみが世の中にあったのか…
と感じました。
人生の中で、あれほどの苦しみは
もう二度とないだろう…
と今も感じます。

でも私には、出産が間近に控えていました。
こんな状態で出産できるんだろうか、
と不安でいっぱい。
何とか気持ちを落ち着ける時間を作らないと…
と思いました。
そしてすぐに浮かんだのが、
ヨーガでした。

でも、玉名も熊本でも、
マタニティヨーガを
してくれるところを探しても、
病院くらいで、見つかりませんでした。
そして、
知人を頼って今のtraditionalヨーガの
先生に出会ったんです。

一般のクラスで妊婦でも受け入れてくださり、
配慮してくださいました。

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そして、このヨーガのクラスで
ヨーガをしている時間…
やっぱりというか、
驚いたことにというか、

あんな状態の自分が、
何も考えずに落ち着いていれたんです。
感情の波が押し寄せることもなく、
リラックスして、その場にいることが
できました。
あんな嵐の海のような中にいた自分が、
静かな森の中にいるような、
そんな感覚でした。

それは、traditionalヨーガだったから、
そして、この先生のクラスだったから。
先生の誘導と言葉、クラスの雰囲気、
受け入れて下さる生徒さんたち、
という安心感の中、
自分の呼吸と身体の感覚だけを観察する、
という時間だったから、
だと思います。

その時は、
ヨーガのクラスまでの行き帰りの車中では、
涙があふれ、
ヨーガの時は落ち着いている、
そんな状態だったので、
落ち着く時間を少しでも持つ為に、
週2回通っていました。

今考えてみると、
ヨーガで自分の呼吸と身体の感覚を観察する、
ということは、
「今、ここ」
その瞬間瞬間に焦点をあてることになるので、
過去や未来に意識が向かない状態になります。

そして、
「今、ここ」の「自分」に目を向けるので、
「自分はここにいる」
と感じることができたのだと思います。
なので、
出来事や感情に振り回されない自分で
いられて、
落ち着いてそこにいることが
できたんだと思います。

あの状態を考えると、
落ち着ける時間が持てたことが
ほんとにすごいと思います。
出産前の苦しい時期に、
私を救ってくれたヨーガ。

そして、救われたのは
それだけではありませんでした。

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妊婦だった私ですが、
あまりの悲しみの真っただ中で、
子どものことを考える気持ちの余裕も
ありませんでした。

普通なら、
お腹の子どもに声をかけて、
いたわり、
出産前のその時期は
嬉しく楽しい時期だったのかもしれません。

それが出来ず毎日涙を流し、
深い悲しみを感じ、笑えない自分の
そんな気持ちが子どもに伝わって
いるんだろうなあと思うと、
子どもに「ごめんね…」
という気持ちでいっぱいでした。

「ママは悲しくて泣いているだけだよ。
あなたのせいじゃないからね…」
と声をかけるのが精一杯。

ヨーガをしていた時間だけは、
リラックスしていたので、
自分の身体の感覚に目を向けると、
大きいお腹の中にいる
子どものことを
感じることができました。

子どものことだけを
落ち着いて感じられる時間は、
そのヨーガの時だけでした。
それが私にとって救いでした。

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こんな風に、私は、
環境の変化でストレスがある時、
苦しい精神状態の時、
妊婦の時、
ヨーガで救われた体験をしています。
これは、traditionalヨーガだから
だと感じています。

実は、出産後も私は大変だったので、
ヨーガに3年通い続け、
今まで色んな変化を感じています。
長くなったので、この続きは
また今度Blogで書きますね。

このヨーガの素晴らしさを
実体験で感じているからこそ、
インストラクターの資格を
取りたいと思い、
念願のインストラクターになりました。

自分の経験を生かして、
ヨーガをしていけたらなあと思っています。
そして、
妊婦や出産後のヨーガの経験もあるので、
妊婦さんや出産後のヨーガもできたらと
思っています☆

長い文章を読んでいただき、
ありがとうございました。

 

 

 

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