Case02

自分に戻れる庭

庭作りで家族みんなが「調和」へ

「形」ではなく、「本当に望んでいる想い」から作るGarden。

プロジェクトを通して、周りに気を使うのではなく、ぶれずに自分の想いを持つことの大切さ、ご両親の本当の想いが分かった施主のHさん。ご両親は、Hさんの想いや調和し生まれ変わっていく庭の姿を感じ、"これまでの形" を手放されました。

"自分のためのお庭づくり"が、結果として、ご両親も子どもたちも、猫たちもみんなが喜び、完成したお庭はすべてが融合し、生活する家族みんなが調和するエネルギーに変わりました。

では、動画でBefore・Afterのストーリーをどうぞご覧ください。

Before

before

形では調和できない庭

実家の土地に二世帯住宅を建て直され、ご両親と施主のご家族での生活。
 
◆施主のHさん:イングリッシュガーデンや雑木のような自然なお庭が好き。
◆お父さん:亡きお祖父さんが作られた純和風の庭を大事に守ってこられてきた。草が生えないよう全面に砂利。

<これまでの試み>
○造園業者に依頼。純和風の庭の木々はそのまま、窓際に雑木を植栽し、家の中から和の庭が見えないよう工夫。
○和風の雰囲気を消そうと、ハーブや宿根草など好きな植物を自分で植栽。
○イングリッシュガーデンを求めて、アプローチを作るため小道をDIYで造作。

<結果>
和と洋の様々な雰囲気が混在した空間。
お庭の奥は「和の庭」、窓際は「雑木の庭」、入口は「洋のアプローチDIY」。
お庭全体としてまとまらず、ばらばらな感じに。
 

【ご依頼】
「色々とやってみたけれど、もう残念な感じになってる」
「庭のイメージがはっきりしていなくて、どの造園業者に依頼しても自分の想いが伝わる感じがしない。本当に望んでいる庭を一緒に作って欲しい」

《セッション前のイメージ》

  • 融合は難しいと思うが、松が目立たないように。和風の木々たちは、生かせるなら生かしたい。

  • 砂利は嫌ではないけれど、もう少し柔らかい自然な庭にしたい。

  • 庭でお茶を飲んだり、子どもたちも遊べるようにしたい。

  • 料理好きな夫も庭で料理をふるまえたりできたら。

セッション

見える形をどうにかしていくのではなく
心が本当に求めていることに気づいて
本質から形にしていきます

《セッション後のイメージ》

  • 「安らぎ」「愛」「活力」「喜び」

  • 何かをするのではなく、ただ緑に包まれる。

  • 青空からの木漏れ日を下から見上げている感じ。

  • 光が清々しく、穏やかだけど気持ちが前向きになる。

  • 自分の心につながって生き生きと輝き、自分に戻れる。

  • 中庭の奥は木々に包まれる「静」、庭の入り口は「動」のイメージ。

After

after

心から望む庭づくり

《プロジェクト内容》

施工期間 / 3ヶ月

  • <庭の入り口>

    <庭の入り口>

    「動」のイメージで、黄色や白の花などを中心に、玄関から出るたびに眺めて明るい気持ちになる、ワクワクするような入り口に。Hさんがお好きなナチュラルガーデンのアプローチ。

  • <入り口から中庭奥まで>

    <入り口から中庭奥まで>

    アプローチを抜け、既存の和の木々と、既存の雑木が自然につながるよう、全体を融合していくような雰囲気で樹木や低木・下草類を植栽。

  • <中庭奥のプライベートスペース>

    <中庭奥のプライベートスペース>

    縁側から、ウッドデッキを大きく広げ、東側に木のフェンスを設置。既存の和の庭石や木々とも融合するような木々や植物を配置し、「静」のイメージで、木々に包まれる落ち着いた和洋融合のガーデン。デッキに木漏れ日がさすように。紫色などの落ち着いた花が咲く植物を植栽。

お客様の感想

仕事はやりがいがあるし、子どもたちはかわいい・・・。でも、毎日がバタバタで、何か満たされないものを感じていました。
疲れが取れず、スッキリしない、子どもたちに対してもイライラしてしまう自分に、心がもやもやしていました。

そんなとき、shinoさんのサロンで、自然豊かな玄関のアプローチや庭を見ました。もともと、私は幼い頃から花や緑、自然が大好きでした。「自分の好きな庭をつくりたい」「自然を感じながら暮らしたい」と、少しずつ思うようになりました。

私のリビングの前には、祖父母や両親が作った庭がありました。砂利が全面に敷き詰めてあり、松や椿、梅が植栽してある、昔ながらの純和風の庭でした。始めは、「自分でやってみよう!」とdiyで小道を作ってみたり、木を植えてみたりしたのですが、自分のイメージ通りにはいかず・・・。 そもそも自分のイメージが何なのか、自分自身がどんな庭を求めているのかわからなくなりました。

そんな時、shino-soraのガーデンプロジェクトに出会い、「やってみよう」と一歩を踏み出しました。「このままではいけない」と、どこかで感じたのかもしれません。このガーデンプロジェクトは、一般的な造園と全く違いました。誰かにおまかせするのではなく、「自分の心が本当に望む庭を作る」というものでした。

最初、セッションの前は「小さな子どもがいるので、子どもと遊べるような庭にしたい」「みんなでにぎやかに集えるような庭にしたい」と考えていました。

しかし、セッションを重ねるうちに、私自身が自分の心とつながっていく感覚がありました。心とつながって見えてきたのは、「自分に戻れる庭をつくりたい」「深呼吸ができる庭、リセットできる庭を作りたい」というものでした。そしてそのコンセプトや、自分の心とつながって見えてきたイメージを根底にしながら、shinoさんと庭の構想を具体的にしていきました。

そして、いよいよ工事がスタートしました。我が家は同居しており、両親の庭でもあります。 両親も協力してくれていましたが、いざ工事に入ると、私の中ではたくさんの不安が出てきました。「この木は母が好きだった木。本当に切っていいのだろうか」「ここには塀をたてるけれども、隣人が圧迫感を感じないだろうか・・・。」
一つ一つを家族やshinoさんと話し、解決していくなかで、自分の陥りがちな思考パターンに気づくこともできました。

そして、今、工事が終わり、ガーデンが完成しました。もともとあった純和風の庭と、わたしの心が望んでる庭を、shinoさんが素敵に融合してくれました。雑木や下草がすばらしく配置され、今までの純和風の庭が、和風でも洋風でもない、わたしが望んでいるとても自然な庭へと変化しました。

今の庭は、朝日に照らされてキラキラと葉っぱが光り、木々にはいつも鳥や蝶が遊びに来ます。雨が上がると、庭は神聖な雰囲気になります。
初めてデッキに出て空を見上げた時、私がセッションの時に心に浮かんだイメージとピッタリで本当に驚きました。花が咲く、下草が伸びる・・・庭の小さな変化に気づき、心が満たされる思いになります。 庭が変わることで、こんなにも生活が豊かになるのかとビックリしています。

心がもやもやして晴れない、なんとなくバタバタと過ごしてしまう・・・
ガーデンプロジェクトに出会わなければ、そのままの人生だったと思います。
一歩を踏み出したことで、自分の心と繋がれる庭ができ、心が落ち着くことで、たくさんの小さな幸せを感じられるようになりました。
私の心に寄り添い、庭を実現してくれたshinoさん、造園の方に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

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